アホの一つ覚えセミナーだったから、今まで続けられたのかも。

セミナー講師としてお仕事をさせて頂くにあたり(20年前)、僕の専門分野である中小企業ブランディングをどう伝えたらいいのか?を考える必要がありました。

 

というのも当時、中小企業にとって、時代はブランディング夜明け前。 大企業や外資系企業が取り入れるものというイメージがあり、中小企業さんの中でブランディングという言葉を口になさる経営者さんとお会いする事は、ほぼありませんでした。

 

そして(今も傾向に変わりないと思われますが)、経営者さんがセミナーから得たい情報・学びは恐らく即効性の高い手法。 しかし、僕がお伝えしたいブランディングは、それとは真逆?の中長期スパンで企業や商品をブランド化する話でしたから、今でこそ、例えば、サスティナブル発想から、そんなブランディングを採用される中小企業経さんも増えたと思いますが、とにかく20年前は誰からも注目されない(セミナーを受講してもらえない)かも?? と不安を覚えつつのセミナー講師業の始まりだったのです。

 

とは言え、どうしても「大企業や外資系のブランディングではなく、中小企業にこそブランディングが必要だ!」との思いは変えられず、「今こそセミナーを通してブランディングを伝えなければ!」と独り勝手に始めてしまった僕は、大阪でセミナーを主催なさっておられる団体を幾つか紹介頂き、売り込みを始めたのでした。

 

でも・・・、やはり当時は門前払いに近い扱いでしたね(苦笑) 「ブランディング?? それでは未だ集客できないな〜。 販促、例えばメルマガで100倍儲かる方法とかできないんですか?」などの肩透かしリアクションをよく頂いていました。 さらに、それに輪をかけご担当者を「???」とさせたのが僕独自のブランディング手法「情熱ブランディング」。 要は「経営者の情熱を、精神論、且つ目に見えない情熱を言葉化し、魅せる化するブランディング」です。

 

当時、上記を誰かに伝えれば伝えるほど、「変なヤツ」扱いされていたと思います。 中には「それオモロイな! また機会があったら声かけますー」と言って、その後はなしのつぶてというケースも多々。 「情熱なんて言うてるヤツ、絶対に怪しいから付き合わんとこ。 きっとすぐ消えるやろうし」とも思われてたんでしょうね〜(笑) それでも僕自身は大真面目で「確かに、情熱だけでは経営はできないけど、情熱無くして経営はできないのも真実。 ならば、情熱を精神論で終わらせず、見えないものとして諦めず、なんらかの方法で見える化(言葉化)し、それを基に魅せる化する、そんなブランディング・アプローチもあるはず! いや、それこそが本質や!」と、力みまくって、アホの一つ覚えのように同じ事を伝え続けました。

 

そしたら不思議な事に・・・、そんな僕をオモロがって、チャンスを下さる団体担当者さんが、ちらほら現れてくださり、なんの後ろ盾もない、「情熱でブランディング」しか言わない個人のセミナー講師の話に耳を傾けてくださったお陰で、今日に至るまで、20年間、ブランディングのセミナー講師として生き続ける事ができています。(これまでチャンスをくださったご担当者の皆さんに感謝申し上げます)

 

そして、改めて思う事は・・・、これしか出来ないから、自分が信じた情熱ブランディングをアホの一つ覚えでお伝えしてきたからこそ、ここまで続けてこられたのかな?と思います。 思い込みの自信と遠回りを続ける事って、大切ですね!というお話でした。