「どうもー! 〇〇 と 〇〇で、〇〇ですー!」は漫才師さん。 「本日、進行を勤めさせて頂きます、〇〇と申します!」は司会者さん。 では、セミナー講師はセミナーしょっぱな(開始時)をどうやって入っていけばいいんだろう? そんな事を考え、試行錯誤していた時期がありました。
例えば、登場のし方。 自分のキャラ(「情熱」言うてますし)を考えて、「皆さん、こんにちは!!!!」って、熱ーーく?登場したり。 満面の笑顔でゆっくり登場したり。 司会の方にご紹介頂き、お待たせしました感満載で登場したり。 ちょっと恐縮しながら背中を丸めて頭カキカキ登場したり。
それから、第一声の発し方も重要でして。 受講者に目線を合わせ、元気に挨拶してみたり。 いきなりではなく、ちょっと間をあけ挨拶してみたり。 はたまたテーマとは違う小話からスタートして空気を和ませてみようと思ったり。 声のトーンを変えたり。 マイクあり・なしでやってみたり。 などなど。
言うてもセミナーですし、演出に凝りすぎ、奇抜になってもいけないでしょうし、ましてや自分を魅せ過ぎるオープニングはもっと違う。 そもそも受講者の皆さんが、そんなものをセミナーに求めていないと承知しつつ、でも、受講者さんが思っておられる「セミナーってこんな始まりでしょ」を良い意味で裏切るオープニングがあってもオモロイんとちゃうかな? なんて思って自分なりにアレコレやってみたりしました。
そんな試行錯誤を繰り返していたある日・・・、ある落語家さんのテレビや舞台のオープニング、その「入り方」にヒントを得る事ができました。 その落語家さんは「笑福亭鶴瓶」さん。 そう子供の頃からずっと視てきた「鶴瓶さん」です。 あの方がどんな、お考えで、あんな感じの入り方をなさっておられるのかは知れませんが、僕の勝手な解釈では最近特に・・・「ゆっくりというか、のそ〜っと入って来て、なんでもないような話をにゅる〜とし始め、知らない間に本題に入り、徐々にギアが上がっていって、お客さんとの距離もジワジワ詰められて、気づいたら気持ちよーく会場全体が鶴瓶ワールドに包み込まれて、最後は気持ち良いオチと共に時間通りにピタッと終わる。 みたいな。
それ以降、何人かの芸人さんの入り方を意識するようになり、その結果、今の僕のセミナーしょっぱなの「入り方」が出来上がりました。
先ず、セミナーが始まる5分前。 会場の後方、受講者全員の後ろ姿が見える(受講者と目が合わない)場所に陣取り、そこから会場全体を見ながら、始まる会場の空気感を確認します。 そして、進行の方からの「始めます」の合図と共に、ご紹介を頂いたら、舞台へと歩き出す前に「皆さんのお力に少しでもなれるセミナーをお伝えできますように」と心の中で唱え、唱え終わると同時に、自分の中の「始まりのスイッチ」をグイッっと入れ、ゆっくり目に舞台に上がります。 そして、舞台のセンター辺りまで来たら、これまたゆっくり目に振り返り、笑顔で受講者さん達(出来るだけお一人お一人)に目を合わせ、ちょっとだけ長めの間をおいた後、誰かさんに話し掛ける感じの口調で「本日は、お越し頂きありがとうございます〜。 情熱の学校のエサキと申します〜。」とちょっと小さめの声でご挨拶をし、お辞儀をし、セミナーに入るようにしています。
この一連のセミナーへの「入り方」の動作をいつしか僕はルーティーンの様に行うようになって、それ以降、セミナーしょっぱな、空気かための会場で講師として、「変なかかり方」はしなくなった様に思います。 まー、いろんなセミナーしょっぱなの「入り方」のパターンがあると思いますが、僕はそんな感じです。