セミナー前に、緊張の蛇口をひねる。

時々、受講者の方から「セミナー前って緊張しないんですか?」と質問されます。 その受講者さんから見て、セミナー前の僕の様子が緊張していなさそうに見えるのでしょうか(笑) で、そのご質問に対して「もちろん、緊張します!」とお答えしつつ、その後、「敢えて緊張させています」と付け加えます。

 

そう敢えて、ちょっとだけ、適度に、全身に血を通わせる様に、徐々に緊張させていく感じです。 心臓バクバク、身体ガチガチになってしまう様な負の緊張ではなく、むしろ、その逆の正の緊張をです。 

 

あくまでイメージですが、水道の蛇口の様に、緊張の蛇口をキューっと僅かにひねり、途切れる事なく、ちょっとだけ水が流れ続ける様に緊張を流しておく感じです。 そうする事で身体中のスイッチがパチパチパチンとオンになり、ビビビッと感度が上がり、ブワーンと視野が広がり、ギュイーンと身体が動き、くるくる口が回り始めます(笑)

 

とは言え・・・、もちろんセミナー初心者の頃は、そうはいかず、セミナー前に緊張のあまり控え室に篭ったり、セミナー後に知恵熱出して寝込んだりもしてました(笑) でも、場数ですかねー? 慣れてくると自分の心技体にちょうどいい目盛りに緊張を合わせる事が出来る様になってきました。

 

ただ、この慣れも時に厄介なもので、慣れ過ぎると途端に初心を忘れ、手を抜く事を考え、テクニックだけに頼るようになり、いつしかセミナー講師としての本分を忘れ、プロとしてのフォームを崩す事にもなりかねない。

 

だからこそ、そうならないために僕は自分の中に、できるだけ正の緊張をチョロチョロ流しながら、いつでも初心! セミナーに挑むようにしています。