情熱の学校とは

中小企業に特化したブランディング支援事業として、2004年にスタートした情熱の学校について、代表エサキヨシノリの想いをお伝え致します。

これからの中小企業ブランディングは、どうあるべきかを関わる人々と一緒に考えていきたい。

情熱の学校とは

ニッポンの中小企業が抱える様々な現場の課題を、そこで働く・関わる人々の情熱を言葉化 ➡︎ 魅せる化する事で、その会社らしい解決策へと導くブランディングをプロデュースする 僕、エサキヨシノリの個人事業です。 

 

創業は 2004年。 以来、かれこれ20年以上、クライアントさんの現場で、経営者さん、社員さん達と一緒に、彼らのブランディングと向き合ってきました。(ちなみに、元々は広告代理店の営業マンを12年程やってましたので、その期間も含めるなら、なんやかんや30年以上、ブランディング界隈で生きてる事になりますぅ。) 

 

情熱の学校からの問い掛け

そんな中、次第に巷で求められる? 中小企業ブランディングについて、①クライアントである中小企業さん達に ②ブランディング提案者である独立クリエイターさん達に対しても「これでいいの? 本当はこうあるべきなんじゃないの?」と改めて(自問自答も含め)問い直してみたいと考えるようになり、僭越ではありますが、僕なりの想いを、ここで、お話しさせて頂きたいと思います。

 

①クライアント側の中小企業さん達へ

いつの頃からでしょうか? 中小企業さん達が取り組まれる、会社づくり、商品づくり、街や地域づくり、様々な「づくり」に半ば当たり前かの様にブランディングが採用されるようになりたした。  もちろん、ブランディング・プロデュースを生業にする僕にとって、中小企業さんの現場でブランディングを必要とされる(ブランディングという言葉を皆さんが普通にお使いになっている)昨今の傾向は好意的に受け止めています。 が、もう一方で、ちょっとした違和感を感じる事もあるんです。 

 

あくまで僕自身の現場での肌感覚なので、どうか、ご勘弁頂きたいのですが・・・、ブランディングに対する中小企業さん達の理解が、例えばモノの見た目をデザインする事だったり、ロゴマークやホームページを作る事だったり、商品・サービスのネーミングを考えたりする事だったりと、少々表層的な理解に留まっているのかも? それ以前に(誤解を恐れず言うなら)、ブランディングを自社利益獲得(市場競争で勝つ)のためのアピール力アップ策の一つとしか考えておられないのでは? という違和感です。

 

確かに、それもブランディングの役割・価値の一つではありますし、もし、そんな風に中小企業さんの一定層に理解? 定義? させてしまっているのであれば、やはり、僕ら側(ブランディング提案者)にも責任があると言わざるを得ません(もちろん、中にはブランディングを独自の考えで定義され、本質的に社内に取り入れようと努力されている会社さんもおられると思います)。 

 

 

②ブランディング提案者である独立クリエイターさん達へ

では、中小企業向けブランディングを提案する側の(例えば)独立クリエイターさん達は、プロとして、どのように責任を果たすべきなのでしょうか? クライアントからの依頼を請け(ホームページを作って欲しい/パッケージをデザインして欲しい/写真を撮って欲しい/イラストを描いて欲しい 等)、その依頼に対し制作物を創り納める事だけが、それ(責任を果たす事)に当たるのでしょうか? もちろん、それも大切な仕事の一つですが、それでは言われた事をただやるだけの仕事で終わってしまうと僕は思うのです。 

 

目に見えるモノを作り売るだけの商売なら、まだしも、ブランディングは目に見えない、カタチのないコトを言葉化し、魅せる化するクリエイティブな仕事! 故にクライアントからの依頼をそのまま請けるのではなく、クライアントからの依頼の、むしろ、その奥に隠れた(クライアントが本質的に解決して欲しい)潜在ニーズに答えを出し続ける事で本質的な課題解決に繋げる、それこそがプロとしての独立クリエイターが提案すべき真のブランディングであるべきと僕は思うのです。 

 

例えば、ホームページ制作を通じてクライアントの存在意義や存在価値を明確化する。 パッケージ制作を通じて既存・新商品に魂を注ぐ。 営業マン一人一人の営業ツール開発を通じて営業マンの人の魅力を売るサポートをする。 企業理念・経営理念・行動規範の文章を社員全員でアップデートする事を通じて社内を一丸とさせる。 つまり、制作物を創るのは、あくまで手段。 大切な事は手段を通じてクライアントの経営課題全般をクライアントでは思いつかないコト発想とコト策で解決する事、それが独立クリエイターとしての責任の果たし方だと考えます。

 

 

③これからの中小企業ブランディングはどうあるべきか?

上記の通り(あくまでも情熱の学校、エサキの経験からの持論なのですが)、中小企業さん達のブランディングの質を高め、様々な経営課題解決へとブランディングを活かしていくには、中小企業さん達のブランディングに対する認識をアップデートして頂く、と同時にそれを支え導くべき独立クリエイターさん達のブランディング提案力もより一層高める必要があると思います。 そのためには、両者が相互に、そして今まで以上に「これからの中小企業ブランディングはどうあるべきか?」をもっともっと熱く議論し、実践へのチャレンジを協働で行うべきと考えます。

 

本来のブランディングが意図する役割・価値とは、どんなものなのか? 中小企業さん達が求め、カタチにすべきブランディングの本質とは、どうあるべきなのか? そして、それを支える独立クリエイターさん達が提案すべきブランディングとは、どんなものなのか?

 

情熱の学校は、それらの難題に対する答えを関わる人々が、それぞれに見つけ出すための機会となるために、先ずは僕なりの考えを例えば、このサイトでご紹介する「情熱セミナー」を通じてお伝えしつつ、 「これからの中小企業ブランディングはどうあるべきか?」を、できれば皆さんと一緒に考えていきたい、それが僕の想いです。